AI導入事例レポート

インボイス+電帳法に同時対応する経理の組み方

サービス業法人S社 ── コンプライアンス対応AI経理プロジェクト
課題

サービス業法人S社様は従業員15名。免税事業者からインボイス登録事業者へ移行したことで、取引先ごとの適格請求書判定が急に複雑化。さらに電子帳簿保存法の完全義務化で、紙保管から電子保管への移行が待ったなしの状況でした。経理担当1名では捌ききれず、社長自らが月末に深夜まで対応する事態が続いていました。

導入前 / 導入後
導入前
20時間/月
社長も月末深夜対応
導入後
2時間/月
最終チェックのみ
導入内容 ── 法改正2つに同時対応
1. インボイス判定
  • 適格請求書番号(T番号)の自動検証
  • 免税/課税事業者を自動識別
  • 2割特例終了後の仕入税額控除計算
2. 電帳法対応
  • 電子取引データの自動分類保管
  • 検索要件(日付・金額・取引先)完備
  • 税務調査にも即時対応可能
3. レシートOCR
  • Opus 4.8で高解像度読取対応
  • 手書き・逆さま・薄い印字もOK
  • 読み取りは社内テスト145件で全件が目視と一致(第三者認証ではありません)
4. 会計ソフト連携
  • マネーフォワードCSVインポート形式
  • 弥生会計・freeeにも対応
  • 月次レポート自動生成
導入成果
3週間
構築期間(v2.0バージョンアップ含む)
70社
学習させた取引先
145件
社内テストで全件が目視と一致(第三者認証ではありません)
約¥2,000/月
API費用(第三者に払う運用コスト)
導入企業情報
業種: サービス業法人(従業員15名)
規模: 経理担当1名
導入期間: 3週間(v2.0バージョンアップ含む)
月額運用費: API費用 約¥2,000/月のみ
特記: Opus 4.8対応で読取精度UP
なぜ市販ソフト単体ではダメだったのか

マネーフォワードも弥生もfreeeも、インボイス判定と電帳法対応の機能はあります。
しかし「取引先ごとの免税/課税状況」「業種独自の勘定科目ルール」の個別最適化は、
パッケージソフトだけでは埋められませんでした。

本プロジェクトでは、S社様の取引先70社を学習させた専用AIエージェントを構築し、
既存の会計ソフトを補完する形で運用。「ソフト入替」ではなく「ソフト連携」で
リスクとコストを最小化しています。

※本ページの導入前/導入後の数値は、業務の進め方がどう変わるかを示すための目安です。実運用でのビフォーアフターを計測できた案件がまだないため、実測値としては出していません。同じ結果をお約束するものではありません。

経理のAI自動化について、業務設計の決め方・勘定科目ルールの設定・インボイス制度と電子帳簿保存法への対応までまとめた記事があります。
経理をAIで自動化する方法|記帳の進め方と会計ソフトとの違い