記録に追われて、利用者さんと向き合う時間が削られる。求人を出しても人が来ない。そんな介護事業所が少なくありません。深刻な人手不足のなかで、ケア以外の事務作業を、AIで下書きにして軽くできないか、という相談が増えています。

この記事では、介護の事務作業をAIで効率化する方法を、無料で始められる範囲から解説します。ケアの判断や医療・個人情報など人が必ず行うべきことも、はっきりお伝えします。

なぜ今、介護事業所にAIなのか

介護業界は構造的な人手不足に直面しています。採用が難しく、限られた職員で多くの利用者を支える必要があります。介護記録・請求業務・シフト調整など、ケア以外の事務作業が多く、記録に時間が取られると本来のケアや職員の休息が削られます。ケアそのものではなく、その周りにある事務を効率化することが、現場に余白を生みます。

AIでラクになる介護の事務

表:介護の事務と、AIでできる下書き
困りごとAIでできること
介護記録の作成音声でつぶやくだけで記録の下書きを整える
求人・募集文づくり求人票や募集文の下書きを作る
家族への連絡・報告文文面の下書きを作る
会議・申し送りの記録録音から議事録・申し送りを作る
領収書・経費の整理領収書の写真から仕訳の下書きを作る

いずれも「AIが下書きを作り、人が確認して仕上げる」という分担です。

具体例:音声と写真から下書き

「Aさん、午前中は穏やか、昼食は8割摂取、午後リハビリ参加」と話すだけで、記録の下書きに整理します。「夜勤できる介護福祉士、週3日から、未経験歓迎」と伝えると、募集文のたたき台を作ります。記録や採用の着手が速くなります。

AIに任せてはいけないこと

介護は利用者の命と尊厳に関わる仕事です。AIが作るのは下書きで、次は必ず専門職・責任者が行ってください。ケアプラン・介護方針の最終判断(ケアマネジャー・専門職)、医療・服薬・急変時の判断、介護報酬請求の最終確認、利用者・職員の個人情報の取り扱い。「完全自動」をうたうサービスには注意が必要です。

小さく始める手順

まず1つの作業(介護記録か、求人票)を選び、クレジットカード不要の無料枠から試します。1〜2週間使って現場に合うか確かめ、良ければ記録様式やサービス種別に合わせて調整します。人手が足りない時期を避け、1業務から小さく始めるのが失敗しないコツです。

個人情報への配慮

介護記録や利用者情報は、特に慎重に扱うべき個人情報です。AIに渡すときは、氏名や詳細な個人情報を伏せ、必要な範囲だけを入力するのが基本です。御社のルールに合わせた安全な使い方は、導入時に一緒に設計します。

株式会社DeCの考え方

株式会社DeCは、中小企業向けにClaude Codeの導入支援を行うAI伴走パートナーです。累計100社以上のAI導入支援に携わってきました。介護事業所でも、まずは介護記録や求人など1業務から無料で試し、効果を見てから広げる進め方をおすすめしています。

確実に動かしたい処理は通常のプログラムで組み、文章の下書きなど柔らかい部分にだけAI(Claude等)を使う「作り込みすぎない設計」で、費用を抑えます。ツールを渡して終わりにせず、ビデオ通話で伴走しながら現場に定着させます。「うちの事業所のどこを効率化できるか」を、30分の無料オンライン相談で一緒に整理しましょう。なお、AIの運用にはClaude等のAIサービス契約が必要になる場合があります。

※記事内の累計実績(100社以上のAI導入支援)は株式会社DeCの実績で、それ以外は市場の一般的な情報です。介護報酬や制度は最新の一次情報をご確認ください。特定の成果を保証するものではありません。AIの出力には誤りが含まれる場合があり、人による確認を前提としています。